信頼獲得は腐敗退治から:特区へのビジネス誘致へ税優遇も

ウラジミール・ミクルシェフスキー氏、 プリモーリエ地方知事

ウラジミール・ミクルシェフスキー氏、 プリモーリエ地方知事

ドミトリー・メドベージェフ大統領(当時)がAPECサミットの開催数か月前になって沿海地方(プリモーリエ地方)のセルゲイ・ダルキン知事を解任した。後任に任命されたのは極東国立大学学長のウラジミール・ミクルシェフスキー氏( 44 )。


「ロシアNOW」は、ミクルシェフスキー知事と、沿海地方が属する極東連邦管区の大統領全権代表から極東発展担当大臣に就任したビクトル・イシャエフ氏にインタビューした。

 APECサミット開催を機にこの地域が効果的な国際的なイメージを構築するためにどのような対策がとられるか。

ミクルシェフスキー氏 

 ロシア企業も海外の企業も犯罪や腐敗がまんえんしている地域にビジネスは目を向けない。腐敗撲滅に立ち向かわない限り、地元住民の信頼を得ることは不可能だ。

イシャエフ氏

私は、海外の投資家に対して、ここでビジネスを展開するにあたっての問題を協議する「ホワイト・ブック」評議会を設立した。彼らは、ロシアの厳しい気候について口にするが、実は、彼らの自国の政治・商業的要因がからまっている。

我々のイメージを傷つけているほとんどの問題は、国レベルで対処するしかない。 

ビクトル ・ イシャエフ氏 、

ロシア極東 発展担当大臣 

ウラジオストクの人たちは、この地域からの人材流出と人口減少を懸念している。この問題にはどう対処するのか。

イシャエフ氏  

ソビエト時代には、欧州部から遠隔の地にある極東地方などに人々がやってきた。(生活環境が厳しい)こちらに移住する代償としてのボーナスに惹かれていたからだ。 

人口対策の成功例はありますか。

イシャエフ氏 

私は長年、ハバロフスク地方の知事を務め、そこで人口を増加させることに成功した。我々は、かつてこの地方で製造された製品の 75 %をロシア各地に出荷していた。現在は消費するばかりで、何も出荷していない。

この状況を反転させるために、我々は新規ビジネスが黒字になるまで課税しないことで、投資家を経済特区に誘致することができるはずだ。