ロシア下院選挙:各党は連立に応じる構え

政治学者らにとっても選挙当事者にとっても予想外のものになった=ロシア通信撮影

政治学者らにとっても選挙当事者にとっても予想外のものになった=ロシア通信撮影

中間結果によると、議会ではどの党も絶対安定多数には達しない見込みだ。だが、すべての政党が連立に応じる姿勢を示している。

ロシア下院選挙の中間結果は、政治学者らにとっても選挙当事者にとっても予想外のものになった。(ドミトリー・メドベージェフ大統領とウラジーミル・プーチン首相の名前と常に結びついている)与党「統一ロシア」は議席を減らし、以前から同党と対立していた共産党、自由民主党、中道左派政党「公正ロシア」は連立形成の姿勢を示している。全4党が求めるのはただ一つ、連立が対等の原則に基づくべきだ、ということだ。

12月5日午前10時の中間結果によれば、統一ロシアの得票率が49.54%をわずかに下回り、共産党が約19.16%、公正ロシアがおよそ13.22%、自由民主党が11.66%上回る。今回の選挙のビッグ・サプライズは、与党が憲法改正可能な絶対安定多数を失うことだ(前回の選挙ではプーチン氏率いる「統一ロシア」が、議会の3分の2以上の議席を獲得した)。アナリストらは、その他の党について、今回議会に進出できるのは、2007年の選挙とまったく同じ4党だろうと、結果を予測している。「ヤブロコ」も「ロシアの愛国者」も「正義の事業」も、下院に議席を得ることはできなかった。

新聞各紙の解説から判断すると、議席を得た4党は選挙結果に満足している。プーチン氏は、選挙結果は実際に「国内情勢を反映している」と語った。自由民主党も選挙結果には満足だ。同党の現在の下院会派のリーダー、イーゴリ・レーベジェフ氏は、党としては得票率13%でなく20-25%を期待していたが、「政治ではすべてが徐々に進むものだ」と言う。

メドベージェフ大統領は、各紙に選挙の中間結果が出た直後、そのデータから下院議席を得たと考えられる各党の代表と、電話会談をおこなった。通信社によると、大統領は各党代表に下院議席獲得を祝い、議会での4党の建設的協力に期待を示した。メドベージェフ大統領の見解によると、今回の選挙の後、議会内の政治勢力分布は複雑になり、すべての党は個々の問題ごとに連立提携合意に入らねばならない。メドベージェフ大統領は、これは「正常であり、これこそが議会制であり、民主制だ」と語った。

選挙運動に携わった事実上すべての関係者は、選挙で自分たちが記録した違反事実について声明を行い、その情報を司法機関に提供すると約束した。しかし、中央選挙委員会も内務省も、選挙が成立したことを認め、個々の違反事例については、詳細かつ具体的に調査すると約束した。