「スコルコボ基金」が早大と放射能除去ロボットを 共同開発へ

イノベーションセンター 「スコルコボ」=PressPhoto撮影

イノベーションセンター 「スコルコボ」=PressPhoto撮影

ロシア版シリコンバレーを目指す「スコルコボ基金」はこのほど、早稲田大学と協力協定を結んだ。

両者は福島第一原子力発電所事故で汚染された地域で放射能除去作業に従事するロボットの開発をはじめとする共同プロジェクトを推進する。

スコルコボ基金は 、 2010 年6月にスタート。モスクワの西20キロ地点にある高級別荘地スコルコボ村に技術イノベーションセンターを創り、国内産業の技術開発強化とベンチャー企業育成に当たる。

 

イノベーションセンター 「スコルコボ」の全景=PressPhoto撮影

スコルコボとは?

スコルコボ施設の位置

2010年6月にスタートした「ロシア版シリコンバレー」建設計画。  モスクワの西20キロのスコルコボに技術イノベーションセンターを創り、国内産業の技術開発強化とベンチャー企業育成に当たる。  企業に対して法人税の免除などの優遇措置を導入する予定。政府は2015年までの開発資金として、およそ1700億ルーブル (約4300億円)を出資する予定。

スタニスラフ・ナウモフ同基金副総裁は10月14日、東京でイタルタス通信に対して「私たちは伊藤忠商事とも専門家の交流を行うことで合意した。また、中小企業数社とも、基金の特恵を得て、省エネ、廃棄物処理、バイオテクノロジーなどの新技術開発に取り組むことで合意した」と語った。

同氏によれば、原発にかかわる案件は優先的プロジェクトの一つで、ロシア国営原子力企業「ロスアトム」と、日本の早大などの専門家たちとが協力して取り組む。

また近くビクトル・べクセルベルク同基金総裁が来日してプレゼンテーションを開催するという。

同基金は、外国企業を誘致し、高度な技術力をもつ専門家には、入国・在留手続きの簡素化、年収200万ルーブル (500万円)以上の保証、住民税税率をロシア人並みの13%とする―などの優遇措置を取るとしている。