モスクワでハロウィン

毎年、モスクワっ子は、この無関係とも思われる祝日を祝っている。

プローホル・コロソフ撮影

 アングロ・サクソン系諸国のこの祝日について、ロシア国民の意見は割れている。大好きか、嫌悪しているかのどちらかに二分しているのだ。宗教関係者は特に反発の色を濃くしている。有名人ですら、あえて不満を表明する人まで出てくる始末だ。モスクワ川のおしゃれなストレルカ岬に偶然現れた、ロシアの有名なラッパーは、ツイッター上でこんな風に書いている。「ここには吸血鬼とゾンビがあふれてる。多くが衣装すら着てないよ。」

 ほとんどの若者にとって、ハロウィンは、はしゃぐための口実にすぎない。ディスコ・クラブが立ち並ぶモスクワ中心部の通りには、魔女、看護婦、さまざまな時代のお化け、スーパーヒーロー、またロックやポップスのスターでは、すでに亡くなっている人、存命中の人、特徴のある人など、さまざまな仮想の人が行列をつくって並んでいた。クラブ内では、モスクワらしい最高のパーティーが行われたのだ。

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