増える女性のネット・ビジネス起業

アリョーナ・ポポワ (www.alyonapopova.ru)

アリョーナ・ポポワ (www.alyonapopova.ru)

女性によるインターネット・ビジネスの起業は年間数十件にのぼり、年毎に増えている。大半は女性に必要な商品やサービスを提供するものだが、多くの女性にとって、自立性と厳格な勤務時間がないのが魅力だ。

アリョーナ・ポポワさん( 29 )は、大手テレビ局で働いていたが、ネット・ビジネスを立ち上げるために退職した。今、彼女は 12 の事業を展開中で、なかでも最も有名なのが「Startup Women」。起業を志す女性たちのためのオンライン・スクールだ。 

2008年経済危機の時にこれを思いついたという。「どこの会社も真っ先に 
PR やマーケティング部門の社員を解雇し始めました。この分野は女性が7割を占めているので、多くの友人が失職しました」。

女性がよい仕事を見つけるのは難しく、労働市場が劣悪な地方において特にそうだ。「Startup Women」はこの問題の打開策になり得るはずというアリョーナさんの考えは当たっていた。

しかし、最も成功しているネット企業の一つ、ヘッドハンティング会社「Pruffi」の社主、アリョーナ・ウラジーミルスカヤさんは、若い女性のネット起業には懐疑的だ。若いうちに事業を起こすのは危険だと言うのだ。

夫の理解があり育児が終わっていればよいが、でないと家庭かビジネスが壊れてしまうと。彼女自身が起業したのは 
38 歳のときで、今も一日 16 時間以上働き、休日も祭日もない。自宅で待っているのは、大学生の娘、夫、そして彼女のことを憶えていない猫だという。

 「企業を自分でちゃんと経営するのは大変です。ロシアでは企業を本格的なレベルに引き上げようと頑張る人はあまりいません。ネットビジネスも、手っ取り早く金をもうけたら放り出す、ということになりがちなんです」。

アリョーナさんは、ネット・ビジネスの成否は、一年もちこたえられるかどうかで決まるという。実際、新規に起業したネット企業の 
70 80 %は設立後数ヶ月で廃業している。