2016年五輪、陸上競技が行われない可能性あり

 国際陸上競技連盟の活動が停止され、リオデジャネイロ五輪では陸上競技が行われないかも知れない。世界アンチ・ドーピング機関独立委員会メンバー、リチャード・マクラーレン氏の言葉として、ABC NewsRadioが報じた。

 「第二段報告を提出する際、国際陸上競技連盟の排除勧告がなされる可能性は十分にある。刑事捜査のため国際陸上競技連盟に関する結論は明かさなかったが、次の報告書ではそれをしよう。捜査の障害になる恐れから、国際陸上競技連盟に対する一定の情報を明かさなかった」とマクラーレン氏。

 ジュネーヴで9日、世界アンチ・ドーピング機関の記者会見があり、ロシアはアンチ・ドーピング規則を無数に踏みにじっており、国際陸上競技連盟は自らが主催する大会(2016年五輪を含め)からロシアの陸上選手を締め出すべきだ、との勧告がなされた。世界アンチ・ドーピング機関によれば、ロシアスポーツ省のムトコ大臣は夥しい量のドーピング剤使用を関知しており、ロシア連邦保安庁が組織的なドーピング使用を隠蔽していた。

 ムトコ氏自身は容疑を否認し、ドーピング問題は何もロシアだけではないと主張、ロシアを孤立させても何ら解決にはつながらない、とした。

 国際陸上競技連盟理事会は、ロシア陸上競技連盟を一時的に除名することを決めた。

 フランス政府は4日、国際陸上競技連盟のラミン・ディアク前総裁およびその法律顧問ハビブ・シッセ氏が1日に汚職容疑で逮捕されたことを確認した。両氏はロシア陸上競技連盟から賄賂を受け取り、ロシア人スポーツ選手のドーピング剤使用を黙秘していた疑い。賄賂の金額はおよそ100万ユーロという。ディアク氏は汚職と資金洗浄、シッセ氏には汚職の容疑がかけられている。2日、両氏は起訴され、3日には保釈され、現在は捜査が行われている。

 

*「Sputnik日本」より転載