見応え満点クリミア・ヤルタの週末TOP10

「ツバメの巣城」=

「ツバメの巣城」=

タス通信撮影
 オープンカーでヤルタに入りながら、片側にクリミア山脈を、もう片側にターコイズブルーの海を望む。市内中心部で改築されたソ連時代の建物の間に車を駐車し、海岸の遊歩道を歩く。地元のレストランで新鮮な魚介料理を注文し、波の音と生演奏の音楽を聴き、こう実感する。ヤルタはクリミアのメイン・リゾートだと。

 クリミア半島南部のクリミア山脈と黒海の間にのんびりと広がるヤルタは、半島内で最も人気の高いリゾートとなってきたし、今もそれは変わらない。年間晴天日数250日、きれいなビーチ、保養地、その他さまざまな娯楽と、条件のそろっているこの場所には、年間約50万人の旅行者が訪れる(クリミア保養地・観光課の2015年8月のデータ)。

 そんな「幸福の街」クリミアの週末の楽しみ方を10選んだ。

1.市内中心部にあるソ連のカラフルなケーブルカーに乗って、ダルサン丘陵の展望台までのぼる。海、色鮮やかな建物、庭園、東屋、歴史ある時計塔を見降ろすことができる。

Shutterstock/Legion-Media撮影

2.ロシアの作家アントン・チェーホフの夏の別荘を訪れて、100年前にタイムスリップする。妹のマリヤの努力により、ここではすべてが昔のままとなっている。今でもチェーホフが書斎からひょっこりと出てきて、「お茶でもいかが」と聞いてきそうだ。

Alamy/Legion-Media撮影

3.断崖の上にそびえ立つ「ツバメの巣城」まで、800段の階段をのぼる価値はある。小さな塔のある展望スポットからは、黒海の絶景が広がる。この風景とお城のような建物は、20世紀初頭にドイツの石油王バロン・フォン・シュタインゲルによってつくられた。シュタインゲルはクリミアの休暇を愛し、ライン川ほとりの中世の建物のようなロマンチックな城を建設することを決めた。

Shutterstock/Legion-Media撮影

4.街のあちこちで色彩豊かなチュルチヘーラ(ナッツ果汁飴)を売っている人を見かける。観光スポットの近くで買うよりも、地元の市場で買った方が安い。

ヂナラ・デブレト・キルデエワ撮影/タス通信

5.マサンドラに行き、本物の古きワイン醸造所の雰囲気を楽しみ、赤ポート・ワイン「リヴァディア」、半甘口ワイン「ブラック・ドクター」、白デザート・ワイン「ゴリーツィン公の第7天国」を味わう。

ミハイル・マクルシン撮影/ロシア通信

6.黄色いサクランボとアプリコットを道中で買いながら、ヴォロンツォフ宮殿に向かう。ここは1945年にアメリカのフランクリン・ルーズベルト大統領、イギリスのウィンストン・チャーチル首相、ソ連のヨシフ・スターリン書記長の「ヤルタ会談」が行われた際、チャーチル首相が滞在した場所。宮殿は紅茶の東屋、白鳥の湖、太陽の草原、対照の草原などのロマンチックな場所のある公園の中にひっそりとたたずんでいるため、見つけるまでに時間がかかる。

Lori/Legion-Media撮影

7.帝政ロシアの軍人、政治家で1812年ロシア戦役の英雄、ミハイル・ヴォロンツォフ伯爵の秘密をテーマとした観光をする。当時の影響力のある人々と同様、ヴォロンツォフ伯爵もフリーメーソンに属していた。そのため、ヴォロンツォフ宮殿とその周辺の公園には、フリーメーソンの建築と装飾に特徴的な秘密のサインとシンボルがある。

8.ヴォロンツォフ宮殿から、リヴァディア宮殿に向かう。ロシア最後の皇帝ニコライ2世の家族の夏の宮殿であり、また1945年ヤルタ会談が行われた場所である。

コンスタンチン・シャラボフ撮影/ロシア通信

9.アイ・ペトリ山の頂上までのぼる。歩行療法と気候療法のために特別につくられたボトキンスカヤ道を歩いていく。アイ・ペトリ山の斜面で、アイ・ペトリ子午線、洞窟、気象観測所、ベデネ・クィル山の山頂を見る。車またはケーブルカーで行ける高地の展望台からは海岸の景色が広がる。

Alamy/Legion-Media撮影

10.アイ・ペトリ山の斜面では、印象的なウチャン・ス滝を見ることができる。夏よりも大雨の時や雪解けの時が美しい。ウチャン・スとは、「飛ぶ水」を意味する。伝説によると、龍にさらわれた美しい少女が、崖から勢いよく飛ぶ水に変わったという。

ドミトリー・デバボフ撮影/ロシア通信

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