メスのベリーは、カメラの前でペットのネコのように、何時間も遊んだ。“ダンス”では習性を見ることもできる。アムールヒョウが木に体をこすりつけるのは、ここに自分の匂いを残して、オスにシグナルを送る行動。
ミス・アース2015の美しき雌豹
「ヒョウの土地」のウェブサイトのニュースは、ベリーが子どもの頃、アムールヒョウの家族の“リアリティショー”の番組に出ていたことを伝えている。そこで足を負傷したため、多くの視聴者がベリーのその後を知りたがっていた。「画面には、すっかり美人になった、『ミス・アース2015』の名にふさわしい、あのヒョウが映っていた」と、番組のディレクターである、世界自然保護基金(WWF)ロシア・アムール支部広報課のワシーリー・ソルキン副課長は話す。
研究者によると、オスは通常、このような遊びをするが、「少女」がこのような遊びの行動を見せるのは珍しいことだという。おそらく、ベリーがまだ2歳半という若さであることと関係している。
「まず動画を見る研究者を喜ばせた。こんなに健康で陽気なヒョウを見ることができるなんて」と、連邦国家予算機関「ヒョウの土地」科学部のアンナ・ヴィトカロワ部長は話す。
世界では近年、沿海州南西部の自然界にしかアムールヒョウは生息していない。国立公園「ヒョウの土地」は、絶滅危惧種のアムールヒョウを保存、再生することを目的として、2012年に設立された。
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