露版OS搭載のスマホ年内にも発売

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 ロシア版オペレーティング・システム(OS)の搭載されたスマートフォンが3機種発売される。OSの開発を行っているのは「オトクルィタヤ・モビリナヤ・プラトフォルマ(OMP)」社。ロシアの大富豪で、一大産業グループ「ESN」の創設者の、グリゴリー・ベリョスキン氏が所有している会社。

 OMPが開発しているのは、モバイル端末用OS「セイルフィッシュ」のロシア版「セイルフィッシュ・モバイルOS RUS」。OMPはすでに、このOSを搭載したスマートフォンを3機種製造することで、メーカーと合意した。

 スマートフォンのメーカーはフィンランドの「ヨーラ」社とロシアの「オイスターズ」社。これ以外にも、ロシアのメーカー「モバイル・インフォーム・グループ」が開発している、企業ユーザー向けの産業スマートフォン「エルマクOMP」が、ロシア市場に投入される。

 

2つのOSが支配的な市場のニッチ狙う

 OMPのパーヴェル・エイゲス最高経営責任者(CEO)によると、OSセイルフィッシュを搭載したスマートフォン「ヨーラS」は、すでにヨーロッパで販売されているという。このスマートフォンは、5インチ画面、クアッドコア、RAM2GB、ROM16GBで、169ユーロ(約2万0100円)。セイルフィッシュ・モバイルOS RUS搭載のヨーラSロシア版は今年末までに発売されると、エイゲスCEOは伝えている。

 ほぼ同じ時期に、セイルフィッシュ・モバイルOS RUS搭載のオイスターズのスマートフォンも発売される。

 モバイル・インフォーム・グループはエルマクOMPの発売に向けた準備をすでに行っており、「2つのOSが支配的な」市場には「空いたニッチがある」と、エイゲスCEO。こちらのスマートフォンは、4.5インチ画面、デュアルコア、RAM1GB、ROM8GB。営業部の責任者によると、価格は仕様に応じて1500~2000ルーブル(約2400~3200円)になるという。

 

記事全文(露語)

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