ナデジダ・サフチェンコ=
ロイター通信ロシアとウクライナは、それぞれの国で告発されていた捕虜を交換した。ロシアはウクライナに対しナデジダ・サフチェンコ氏を引き渡すとともに、ウクライナで告発されていた二人のロシア人、エヴゲニー・エロフェエフ氏とアレクサンドル・アレクサンドロフ氏を引き取った。ウクライナのマスコミ報道によれば、この二人は、「ロシア連邦軍参謀本部情報総局(GRU)の戦闘員」だという。
5月25日早朝、ウクライナ大統領の専用機が、ウクライナ軍上級中尉のナデジダ・サフチェンコ氏の身柄を引き取るため、ロシア南部のロストフ・ナ・ドヌに到着。サフチェンコ氏は、ロシアの拘置所で服役していた。
これと同時に、ウクライナの首都キエフには、ロシアのAN-148機が到着。それに付されている番号RA-61716は、同機が夏季特設部隊「ロシア」に所属することを示すもので、この部隊は、ロシア政府の高官および連邦保安庁(FSB)の幹部の移動に従事している。両国の合意に基づき、両機は同時にそれぞれの空港を故国に向けて飛び立った。本日昼に、ロシアのプーチン大統領がサフチェンコ氏恩赦の大統領令に署名したことが明らかになっていた。
コメルサント紙の得た情報によれば、サフチェンコ氏をロシア人と交換することに関する合意は、深夜、ウクライナ問題を話し合うノルマンディー四者(ドイツ、フランス、ロシア、ウクライナ)の電話会談でなされた。
ウクライナの政治学者ヴィクトル・ネボジェンコ氏のヴェスチ紙へのインタビューによると、サフチェンコ氏は、ウクライナのピョートル・ポロシェンコ氏の大統領就任2周年に当たる、今日5月25日に行う必要があった。ネボジェンコ氏の意見では、これにより、野党、反対派からのポロシェンコ大統領への批判がかき消されるだろうという。
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