ビザを廃止するロシアと韓国

ロイター通信撮影

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ロシアは、ビザ(査証)の廃止に関する韓国との協定に調印する意向であり、ツアーオペレーターは、旅行客の増加を期待し、ビジネス界は、国際的な活動が容易になると確信し、外交官は、両国関係の改善を予想している。

 ロシアのドミトリー・メドベージェフ首相は、協定案を承認するとともに、韓国側と交渉を行ってビザの廃止に関する協定に調印するようロシア外務省に指示した。

 協定では、二ヶ月のビザなし滞在が見込まれており、旅行者は、半年間で延べ90日まで滞在できる。

 

ビジネスにとっての朗報

 ウラジオストクのビジネスマン、ドミトリー・パヴリーノフさんは、ロシア通信に対し、ビザを廃止する作業を加速しようとのロシアと韓国の発意が両国間の中小ビジネスの発展に大きな弾みをつけると指摘し、次のように語った。

 「ビジネスには、その場でしか速やかに解決できない不測の事態や問題がつきものです。ビザの期限が切れてしまえば、また面倒な手続きを経て新しいビザを取得しなくてはなりません。パートナーから招聘状をもらい、領事部で行列に並び、面談をしなくてはならず、こうしたことに最低でも数日が費やされてしまいます」。

 「ロシアと韓国のビザなし制度によって、こうしたお役所的な手続きは廃止され、両国のビジネスマンは、より頻繁に相手の国へ出張し、意見や企画や構想を交わすことができるようになるでしょう。まず第一に、家族旅行や医療や保養のツーリズムを含めた観光分野がますます発展するでしょうね」。 

 

元記事(露語) 

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