露首相「原油安は激しいショック」

 ドミトリー・メドベージェフ首相は、原油安がロシア経済にとって「激しいショック」であると考えている。19日、内閣の活動結果を下院(国家会議)で報告し、このように述べた。

 「(原油価格の)下落の深さだけの問題ではない。下落は過去数十年、何度も見てきた。下落の速度も問題である。2015年、原油はほぼ半年たらずで2分の1の安さになってしまった。これは前例のない話である。これほどの輸出価格の急落に速やかに対応できる経済などない」とメドベージェフ首相。

 また、ロシア経済にとって、「制裁の外圧」も負の要因になったという。とはいえ、主要な問題として、「危機の状況において悪化したロシア経済の構造的な問題」をあげた。

 「このような要因の重なりが、例えば1990年代(ソ連崩壊後)に起こっていたら、国にとって致命的であっただろう。ロシアが既存の国境を維持できていたかもわからない」とメドベージェフ首相。

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