北朝鮮に無謀な行動せぬよう忠告

 ロシアは、北朝鮮が理性の声に耳を傾け、新しい無責任な一歩を踏み出さないであろう、と考えている。セルゲイ・ラブロフ外相がこのように述べた。

 「朝鮮半島情勢のことをとても懸念している。北朝鮮は国連安保理の要求を無視し、核ミサイルの実験の脅威を維持している。北朝鮮は理性の声に耳を傾け、新しい無責任な一歩を踏み出さず、また国際社会に北朝鮮の核保有国としての地位を認めてもらえるだろうという希望が幻想であることに気づく、と考えている」と、モンゴル外務省での講演でラブロフ外相は話した。

 北朝鮮がミサイルおよび核開発計画を中止し、国際的な政治・経済生活に完全に戻ることは、北朝鮮の国益になり、原子力の平和利用の主権的権利を実現するための条件を整えると、ロシア政府は考えているという。

 「同時に、北朝鮮の現在の行動を口実に、北東アジアで軍拡し、新しい兵器を配備し、現在の勢力バランスを変えるという不適切かつ不相応な反応をしようとする試みにも懸念している。この地域をお決まりの抗争の足場に変え、ここで軍備拡張競争を展開し、アメリカのミサイル防衛システムの新たな世界的拠点にすることは絶対に容認できないことだと考える」とラブロフ外相。

 ラブロフ外相は、「北東アジアに信頼性の高い、効率的な、多国間の平和と安全の国際法的メカニズムを創設する点で、相互に受け入れ可能な解決策を模索することが必要」と話した。

 

元記事(露語)

もっと読む:「北朝鮮に核保有国の地位なし」>>

このウェブサイトはクッキーを使用している。詳細は こちらを クリックしてください。

クッキーを受け入れる