エジプト上空でロシア機を爆破したのはトルコの民族主義組織か?

 エジプトのシナイ半島で墜落したロシア機A-321型機の機内で起こったテロは、トルコの民族主義組織「灰色の狼」が準備した可能性がある。ロシア紙「コメルサント」が、ロシア情報機関筋の話として伝えた。

 コメルサント紙は、次のように報じたー

 「ロシア連邦保安庁では、ロシア機の機内で起こった爆発の背後には、『ダーイシュ(IS、イスラム国)』と関連を持ち、エジプトを含む他の多くのアラブ諸国で活動しているトルコの過激派民族主義組織『灰色の狼』のメンバーがいる可能性があると考えられている」。

 情報筋によると、1960年代末にトルコで発足した民族主義組織「灰色の狼」は、チェチェンでの戦闘に参加した。「灰色の狼」は、チェチェン戦闘員への武器供給を組織したという。また「灰色の狼」のリーダーの一人、アルパルスラン・チェリク(32)容疑者は、昨年11月24日にトルコに撃墜されたロシア機スホイ24から脱出したロシア人パイロットがシリアで銃殺された事件で、犯行声明を出した。

 10月31日、エジプトのシャルム・エル・シェイクからロシアのサンクトペテルブルグに向かっていたロシア機A-321型機がエジプトに墜落し、乗客217人、乗員7人全員が死亡した。これはロシアおよびソ連の航空史上最大の事故となった。

 

Sputnik日本」より転載

 

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