ファビウス外相、ラブロフ外相、ケリー国務長官、シリア和平協議について話し合う

 フランスのファビウス外相は、ロシアのラブロフ外相、米国のケリー国務長官、その他の代表者と、ジュネーブで予定されているシリア和平協議に向けた準備について電話で話し合った。

 フランス政府のルフォル報道官は、フランス閣僚会議の会合を総括し、次のように発表した。

 「ファビウス外相は会合で、シリアに関する協議に向けた準備について伝えた。外相は先に、ロシアのラブロフ外相、米国のケリー国務長官、国連代表者、シリア反政府勢力の代表者と電話会談した」。

 また報道官は、ファビウス外相の話として、「協議開催の条件を決める必要はあるものの、会議への招待状はすでに送られた」と伝えた。

 ファビウス外相によると、国連でシリア問題を担当するデミストゥラ特使も、サウジアラビアの首都リヤドで結成されたシリア反政府勢力のグループが協議を率いることを確認した。なお協議には、別の勢力が出席する可能性もあるという。一方でデミストゥラ特使は、ファビウス外相に、ジュネーブで開かれる会議にシリアで活動するクルド人組織「クルド民主統一党」は招待されないと伝えたという。

 26日、ロシアのラブロフ外相は、シリア問題解決に関する協議に、シリアで活動するクルド人を含め、クルド人が参加しない場合、協議が実り多きものになることはないだろうと述べた。

 25日、シリア和平の仲介役を務めるデミストゥラ特使は、シリア和平に向けた協議は29日に始まり、6か月間続くと発表した。

 

「Sputnik日本」より転載
 

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