シベリアンハスキーに学ぶ厳冬サバイバル

 クレイジーに聞こえるかもしれないけれど、犬ぞりレースは、ロシア北部の人気のスポーツ。

 クレイジーに聞こえるかもしれないけれど、犬ぞりレースは、ロシア北部の人気のスポーツ。

ルスラン・シャムコフ
 ロシアの過酷な伝統スポーツの舞台裏
 めかしこんだら、寒い表へと飛びこみ、カレリア共和国(ロシア北西部)の無限に続く森のレースに向けて犬を準備する。
 最も有名な大会の一つは、「サンポの地で(オン・ザ・ランド・オブ・サンポ)」。カレリア共和国の行政中心地ペトロザヴォツクで1月に行われる。
 ごく少数の犬種にしか、このようなレースに耐えられる力がない。通常は、青い目のシベリアンハスキー、マラミュート、大きなサモエドが主要な参加犬だ。
 犬がレース中に吠えると、まるで歌声のように遠くまで聞こえてくる。
 「サンポの地で」大会の短距離レースは6キロ、中距離レースは40キロ。
 どの犬種にも立派なスタミナがあり、快適温度はマイナス30度である。そのため、冬の最も寒い時期でも、屋外で生活できる。
 カムチャツカでは毎年、「ベーリンジア」大会が行われている。昨年、犬ぞり御者は、2000キロを横断しなければならなかった。
 レースに参加する犬は、小さな木造の育種圃場に住んでいる。
大会の目的は、北方先住民族の伝統を守ること。犬はずっと、日常生活に欠かせない助手であった。
 この領域の多くの集落は道路でつながっていない。
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