軍事学校で増える女子学生

　初年の志願倍率は15倍。だが今のところ、後方兵科の専門教育であって、「戦闘」の専門教育ではない。

　現在、心理カウンセラー、通信兵、工兵などの専門教育を受けている。

　学生はまた、学校で潜水艦乗組員・救助隊員の仕事の基本を学び、さらにすべての動きを自動的にこなせるまで習得していく。その後、本部や指揮所で仕事をするようになる。極限状況に直面することはないであろうが、それでもすべてに対する準備を整えておく。

　女子学生と男子学生の日課に違いはない。朝6時半起床、朝の訓練、次に朝食、そして授業。

　こんな規則がある。女子学生は民間の服を着てはならず、構内に保管してもならない。また、学んでいる時は交流サイト（SNS）を使ってはならない。

　許可されている髪型は三つ編みまたはショート。女子学生の多くは三つ編みを選ぶ。

　女子学生の多くには、スポーツの等級がある。必修科目として、入学時に走りや泳ぎのタイムが計られる。

　女子学生が軍隊勤務を選ぶのには多くの理由がある。だが家族が軍人だからという場合が多い。

　2015年、軍事学校で約700人の女子学生が学んだ。人数は毎年増えている。陸軍学校には1000人以上の生徒がいる。

　軍事学校を卒業した女子の多くは軍の仕事に進む。自分の専門で働いたり、関連した職務に就いたりする。

　取得した専門で、例えば、通信兵の女子は、2018年から海軍艦船で働くことができるようになる。それまでに、女性隊員用の個別のキャビンやコンパートメントなど、すべての必要な条件が整えられる。