歌手オリガのリサイタル

「日露を私のもとでつなげたい」

 オリガの本名はオリガ・ヤコヴレワ。1990年12月、札幌市の複数のフェスティバルでロシアの文化を紹介するために、3ヶ月の予定で来日。この時に日本の芸能事務所「ロード&スカイ」と契約を結び、4年後にデビューアルバムを制作するために東京に来た。シングル「ポーリュシカ・ポーレ」は、TBSのドラマ「青の時代」の主題歌となった。菅野よう子氏と2003年、アニメ・シリーズ「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX O.S.T.」のサウンドトラックのレコーディングに参加。

A.ソルジェニーツィン在外ロシア会館
2013年10月4日19:30開演

所在地:2 Ul. Nijnyaya Radishchevskaya, Moscow

アクセス:地下鉄環状線「Taganskaya」駅

電話番号:(495) 915-10-80

 オリガはこう話す。「私がロシア語で歌ってるとわかると、驚く日本人も多かった。ロシア語はかたくて響きが良くないと思ってたって言うの。たくさんの日本人が、私の歌を聴いてロシア語の勉強を初めたって教えてくれたけど、こういう風に言われるとすごく嬉しい」。

 「外国人として自分で壁をつくったら、日本はひらけてこない。まっさらな状態から始めて、ここではすべてが違うということを理解し、受け入れる必要がある。なぜ日本に行くのかということを明確に認識していなければ。この国を愛さなければ、何事もうまくいかない。だけど同時に自分のルーツを忘れないことも大切だから、無理に日本人になろうとしないで。自分らしくいれば、自然に尊敬の念をもって接してくれるようになる。あと子供にはロシア語をしっかりと教えてね」。ロシア語を話す子供のために、オリガは日本で「ロシンカ」学校を設立。ロシアのルーツを忘れさせないために、自身の息子も通わせている。

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