子供達がUEFAチャンピオンズリーグ決勝戦を観戦

報道写真
 ロシアの国営天然ガス企業「ガスプロム」主催による国際青少年サッカープロジェクト、第4回「友情のためのサッカー」(F4F)が、シリアを含む世界32カ国の子供達を集結させた。

 5月26-29日、イタリアのミラノで、UEFAチャンピオンズリーグ決勝戦を前に、 ロシアの国営天然ガス企業「ガスプロム」主催による国際青少年フォーラム「友情のためのサッカー」が行われた。このプロジェクトは、青少年サッカーの発展、異文化・異民族に対する寛容と尊敬の念を養うことを目的としている。今年、フォーラムには、アジア、アフリカ、ヨーロッパ、ラテンアメリカなど世界各地から32の青少年チーム(年齢は12-14歳)が集まった。チームの多くは、地元で有名なサッカークラブの児童により構成されている。

 

スロヴェニア・チームが勝利

 F4Fトーナメント決勝は、ミラノの名高いスフォルツェスコ城近くで行われ、FCマリボルの選手から成るスロヴェニア・チームが、FCデブレセンのハンガリー・チームを破った。勝者を祝福し、参加者を歓迎すべく、「UEFA大使」として、1990年代のレアル・マドリードのスターだったミチェル・サルガド氏、そして、F4Fグローバル・アンバサダーを務める、かのレジェンド、フランツ・ベッケンバウアー氏が訪れた。

 また、トーナメント決勝戦の前に、若き選手達は、世界中で最も青少年サッカーの発展に貢献していると彼らが考えるチームを投票で選んだ。その「ナイン・バリューズ・カップ」を受賞したのは、FCバイエルン・ミュンヘン。身体に障害をもつ児童への支援、そして全世界での治療プログラムが評価された。決勝戦後、子供達は、レアル・マドリードとアトレティコ・マドリードによるUEFAチャンピオンズリーグ決勝戦を観戦するため、サン・シーロ・スタジアムに向かった。

 

故国に思いを馳せるシリア・チーム

 ジャーナリスト達は、シリアのアル・ワフダ・ダマスカスの選手に注意を引き付けられた。「僕の父は、せめてテレビでUEFAチャンピオンズリーグ決勝戦を見ることを夢見ていましたが、叶いませんでした。うちには電気がないんです。試合中、父は、僕がサン・シーロで観戦している様を思い描いているでしょう」。ロシアNOWにこう語ったのは、同チームのキャプテン、ハムゼフ・アルサバフ君だ。

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