のどが乾いたらクワス

=Lori / Legion Media撮影

=Lori / Legion Media撮影

 ロシアのクワスはノンアルコール炭酸飲料で、千年以上前から知られている飲み物だ。麦芽やライ麦の麦こうじ、ライ麦粉(またはライ麦乾パン)と砂糖から作られる。クワスは渇きを癒すのにとてもよく、清涼感がある。

 ペットボトル入りのクワスはどこのスーパーマーケットでも買えるが、多くの人は今でも昔から伝わるレシピにそって家庭で作っている。これは、黒パンを材料にして作るクワスのほんの一例です。

材料

  • 水 8リットル
  • 酵母菌(作りたての)60グラム
  • 砂糖 コップ1杯
  • ライ麦パン(黒パン、ボロジノパン)500~700グラム
  • レーズン

作り方

1. パンを小さめの角切りにする。

2. オープン用鉄板に油を塗り、その上に切ったパンをのせる。オープンに入れ、一番高い温度で焼く。色が黒くなるまで焼く。しかし、焼きすぎるとクワスが苦くなるのでほどほどに。

3. ホウロウ鍋に水を入れて火にかけ沸騰させる。沸騰した後、火からおろし、砂糖とオプーンで焼いたパンを入れる。

冷ます。シンクに水をはり、鍋を浸けて冷ましてもよい。

4. 沸騰して冷ました水少量をとり、酵母菌を溶かす。溶かした物を鍋に戻す。鍋の上にガーゼを巻きつける。

5. 2日間そのままにし、クワスを発酵させる。

6. 鍋に巻きつけたガーゼでクワスを濾(こ)す。甘みがある方が好みな場合は、もう少し砂糖を加えてもよい。

底にレーズンを少量入れたビン数個にクワスを注ぐ。ビンの口に小皿を置いて蓋にする。冷蔵庫に入れ、1日置く。

7. 沈殿物が浮き上がらないようにしながらもう一度丁寧に濾す。レーズンはまたクワスに戻す。出来上がったクワスは冷蔵庫で保存

注意:日本の法律で家庭で1%以上のアルコール分を含む飲料の醸造は禁止されている。クワスは元々アルコール分は低いがご注意を。

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